リョウコとリョウマ/Words of Tosa

2008.05 JEANS FACTORY ART AWARD 2008

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コンセプト:「言葉を空間に刻み込む」

言葉は目に見えません。
しゃべった言葉は形を持たず、私とあなたの間を流れ、意味だけを残して消えていきます。
しかし大切な言葉は形にして留めたい。(もちろん文章でも大歓迎だけれど!)
流れた言葉の文字と文字、その隙間を固めて塊にして、見えそうで見えなかった、ある日流れたあの人の大切な言葉をひととき、ここに実体化してみよう。

作品プラン:

与えられたほぼ立方体の空間内に6m×6m×6mの場を設定し、デジタルヒートカットによって「言葉」を刻み込んだ750角の発砲スチロールキューブを25個浮遊させます。
また、L字型に二面、壁をもうけ、そこにもうっすらと彼らの大切な言葉を定着します。

モチーフ:

土佐の生んだ様々な偉人たちの言葉の中から、過去と現代を代表して、「坂本龍馬」「広末涼子」の両氏を選びました。
坂本龍馬はその人間性がもっともよく現れていると言われる、通称「ヱヘンの手紙」から。
そして広末涼子は、人気絶頂時、満を持して放ったデビューシングル「MajiKoiする5秒前」から。


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 抽出1:

「カタカナ」「ヨコガキ」に変換した二人の言葉を、「場」に合わせて任意に抽出する。
今回は坂本龍馬は「ヱヘン」という言葉が出てくる部分、広末涼子は歌詞の「サビ」部分を抽出。  


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抽出2:

抽出された言葉からさらに空間上に刻み込まれる部分を抽出する。(今回は中心部、6文字×6文字の字間部分)


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空間化:

抽出された5×5のグリッドを立方体化し、重ならないように5×5×53.75m×3.75m×3.75m)の空間へ配置する。
配置された立方体を言葉の形「カタカナ」で二方向から削り取る。
削られない第三の軸は観覧者の言葉として残しておく。